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英語ができない生徒の気持ち その2

今回は「英語ができない生徒の気持ち その2」という話です。

学校で習う英文法って、単元で言うとそんなに数は多くありません
しかもその大半が中学校で出尽くします
以前もどこかに書きましたが、
文科省の指導要領では、高校で新たに学ぶ単元(≒項目)は・・・・

様々な完了形(過去完了形、未来完了形、完了進行形)
準動詞(不定詞・分詞・動名詞)の完了形
分詞構文
様々な関係詞(関係副詞・前置詞+関係代名詞・連鎖関係詞節・関係形容詞)
仮定法

くらいだと思います。
(まあ学習者にとって理解が難し項目だとは思いますが・・・)
なにが言いたいのかというと、

高校生を教える場合には、中学校での既習事項が多いために、
教師側が・・・
「これは知ってるよな」
という前提で授業を進める場面が圧倒的に多い


ということです。

もちろんそうしないと予定された進度で授業が進まないので
やむを得ない場合も多いのですが、そうなると大半の生徒は、
全然授業についていけず、隣の子とおしゃべりしたり、
携帯をいじったりして、ますます授業が分からなくなる、
という「負のスパイラル」に陥る
ことになります。

例えば前回の「時制」の問題を解くのにもっとも重要なポイントは
節の見極め」(=その節が名詞・形容詞・副詞のいずれかを判断すること)
だったりするわけですが、先生側としては・・・

今日は時制の授業だから節の見極めの話は極力したくない

という気持ちがあるわけです。
そうすると生徒の側では・・・

先生:このif節は副詞節だから、正解は現在形の③だね。はい、では次の問題です・・・
生徒:(心中で)って言われてもそもそも副詞節って何だし


という生徒と教師がパラレルな状態になったりするわけです。
まぁ、教師も生徒がそこで「先生、あたし「副詞節」ってよくわからないんですけど」
と勇気を出して手を挙げれば答えてくれはするでしょうが、
生徒の方も変に気を使ったり、恥ずかしがったりして、質問しないことが多いのです。

という訳で、私はどの単元を扱う場合でも極力「入口を低めにする」ことを心掛けています
「入口を低めにする」とはつまり・・・
「さすがにこれは知っているよな」という先入観を排除して、
基礎の基礎から導入をする、ということです。

そうなると授業の進行は、もともと時制の授業だったにも関わらず・・・

時制 → 節の見極め → 文型 → 品詞とその役割 → 自動詞と他動詞

というようにどんどん「脱線」していくわけですが、
この「脱線」はいわば患者の病原を探っていくようなものですから、
肩こりの原因を探っていったら、内臓疾患にたどり着いた、
というように、生徒の病(=英語できない病)の根本的解決につながるわけです。

肩がこるからと言って本当の原因に目を向けずに、
マッサージしたり膏薬を塗ってばかりいても、
肩こりは治らない訳です。


とはいえ、授業には時間数の制限や、
授業を受けている生徒の学力のバラつきもあるので、
いつもこのような「脱線授業」ができるわけではありませんが、

時にはたっぷりと時間を取って、
このような「問題の本質を探る授業」をしてみることが
生徒の英語力を飛躍的に向上させるきっかけになることも多いのです。

今回はここまでです。
では!




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プロフィール

ttkygo

Author:ttkygo
【2015年4月念願かなって自塾を南池袋(東京)に開校致します!がんばります!】
大学に入って以来家庭教師、塾講師、予備校講師などをしながら、かれこれ、20年以上子供たちに英語を教えています。
偏差値25~80以上まで、様々な子供を教えた
経験を活かしたコンテンツを掲載していきます。

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